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日々是猫実(ひびこれねこじつ)

はじめまして。
日々の生活の中から、楽しいことや面白いこと、気になることや時には頭に来ることも、マイペースでつづって行きたいなぁ、と思います。よろしかったら、どうかお付き合い下さいませ。
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ほんとひといき。
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小さい頃から、あまり外で元気良く遊ぶ子供ではなかった。
運動オンチでどんくさく、とりわけ足が遅かったので、鬼ごっこなどでいったん
鬼になると、遊びの終わりまでずーっと鬼のままになってしまうのが怖かった
からかも知れない。(^-^;)

その反動からか、屋内で本を読むのが大好きだった。
毎晩寝る前には何か読む本はないかと探し、適当な本がないと、国語の辞書や
大人向けの宗教書まで、内容は難しくてよくわからなかったが、とりあえず
活字を探して読んでいた。

読書好きのピークは高校2年生頃。
当時住んでいた家の近所に、3〜4階建てのわりと大きな本屋さんがあり、
毎日学校から帰るとすぐに出かけ、夕方から夜までずっと、だいたい3時間くらいは
本屋さんに居続けた。ある時は、妹が本屋さんまで「お姉ちゃん、夕御飯だよ!」
と迎えに来たくらいだった。

毎日本屋さんに通ったと言っても、高校生のお小遣いではそんなに本を買えるわけ
でもなく、もっぱら立ち読みだった。
本屋さんにとっては迷惑な客だったと思うが、あの当時、よく追い出されなかったものだ
と思う。それでも時々は本を買うこともあったので、大目に見てくれたのかなぁ。(^0^;)

面白そうな本があるとついつい立ち読みしてしまい、気づくと半分以上読んでしまって
いたりして、「あ〜こんなに読んじゃった。。。やっぱり買うのは違う本にしようかなぁ。」
などと考えて、3〜4階建ての本屋さんの全フロアを、時間をかけてグルグル回ったり
していた。
・・・思い出すと本当に悪いことをした気になって来た。本屋さんゴメンなさい。m(_ _)m

今は、普段あまり本を読むこともなくなってしまい、本屋さんに立ち寄ることも少なく
なってしまったが、先日久しぶりに渋谷の本屋さんに寄ってみたら。
何と!椅子が置いてあるのに気がついた。
1枚目の写真はちょっと長椅子風と言うか、一見物置きのようであるが、2枚目の
2脚並んだ物は、どう見ても椅子である。

普通、なるべくなら立ち読みを防止したいであろう本屋さんに、『椅子がある』ということに
ビックリしたが、買い物や仕事帰りで大きな荷物を持っていたり、小さなお子さん連れ、
もしくは身体が不自由な方や年配の方、そして妊婦さんなどにとっては、ゆっくり本を
選べる、とても嬉しい配慮だと思った。(^-^)

以前立ち読み常習犯だった私は、かつての自分を戒めつつ、この本屋さんの優しい
心遣いにちょっと嬉しい気持ちになり、またちょくちょく本屋さんに足を運んでみようかなぁ、
と思った。

・・・あの、高校生の頃、毎日通った本屋さんはまだあるだろうか。
名前も忘れてしまったけれど、今度の週末にでもあの本屋さんを訪ねてみようかなぁ、
と思ったりしている。
| 74a | 読書 | 09:52 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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